4月から1年生になる子の保護者から、
「1年生だと、どれくらいできればいいんですか?」
と質問されました。
幼稚園や保育園から小学校に上がると、生活がガラッと変わります。
何かと心配がある保護者の方向けに、
担任目線から見て、
「ここを抑えておけば安心です」
というポイントを4つ紹介します。
このブログを読んでいただければ、入学前で不安な気持ちが少しスッキリするかと思います。
ぜひ、ご覧ください。
ポイント①自分の名前が書ける
1年生では、平仮名の書き方や読み方を1日1文字〜2文字のペースで学びます。
「つ」「く」「し」などの簡単な字から始まります。
筆順や書き方のポイントの確認し、言葉集めをします。
「つ」で始まる言葉は?
つき、つり、つみき、つくし…など
だんだんと多くの字を覚えていくのですが、4月初めから書けた方が良い字があります。
自分の名前です。
なぜなら、配られた学習プリントには必ず名前を書くからです。
もちろん、担任の先生は名前が書けない子に対してサポートをするのですが、
どうしても周りとのタイムラグができてしまいます。
入学前に鉛筆を持ち名前や絵、図形などを書いておくと安心です。
1年生は筆圧が弱くても濃く書ける2B程度の鉛筆がおすすめです。
ポイント②なわとび
1年生の体育では、鉄棒や上り棒、ジャングルジムなどの遊具遊びが最初に行われることが多いです。
他にも鬼ごっこやボール投げなど様々な運動をしますが、
差を感じやすいのが「なわとび」です。
鉄棒の逆上がりは、できない子も多いので、みんなもできないことで安心します。
また、ブタの丸焼きなど簡単な技でも楽しめます。
しかし、なわとびは1番簡単な技が
「前とび」なので、少しハードルが高いです。
周りができていて、自分だけできないことに焦りが出ると、さらにとべなくなります。
なわとび遊びをして、前とびができるようにしておくと安心です。
一回二跳躍でもかまいません。
ポイント③お絵描き
1年生の初めの頃は学校に慣れる期間として、学習をきっちりするというよりは、
余裕をもって楽しく過ごすことに重きがおかれます。
スタートカリキュラムなどと呼ばれているものです。
また、保護者から連絡帳が多く届くことがあるため、
先生が返事を書く時間を使って、子供たちは自由帳でお絵描きする時間があります。
子供たちはお絵描きをして、描けたものを先生に見せ、
花丸をもらったり褒めてもらったりして、満足感を得ます。
しかし、何を描いていいか分からず、固まってしまう子もいます。
絵は描けば描くほど上達しますので、下手でもいいので思い切り絵を描かせて、
お絵描き好きにさせておくと安心です。
ポイント④10までの数を数えられる
算数の学習では、イラストを見て指で数えたり、ブロックを使って数えたりします。
ブロックが10個で1組になっているので、10が基準になります。
10までのたし算やひき算の学習で自信を付け、その後の繰り上がりや繰り下がりに入りたいので、10までの数に慣れていると安心です。
おすすめの遊びが、いっせーので親指を上げるゲームです。
1人2本の親指を使い、いっせーのというかけ声に合わせて0から2本上げます。
3人プレーだと最大が6、最小が0です。
4人プレーだと最大が8です。
例えば
「いっせーの3!」と言った時に、指が合計で3本だったら勝ちで、1つの指を抜かすことができます。
2回勝った人が勝ちというゲームです。
予想を楽しみながら、数を自然と数えるゲームなのでおすすめです。
十人十色、子供一人一人に個性があります。
全てが完璧な人間は、なかなかいないと思いますが、
なるべく自己肯定感が高い子に育ってほしいのではないでしょうか。
今回紹介したものができなくても問題ありませんが、参考にしていただけたら幸いです。
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