小学校では算数という教科を苦手、嫌いだと思っている子が大勢います。
実際に私も子供の頃は算数が好きではありませんでした。
毎日計算プリントの宿題を泣きながら解いていました笑
しかし、このブログを読んでいただければ、算数に対する価値観が変わったり、子供が算数好きになる仕掛けが見つかると思います。
ぜひ、ご覧ください。
私には6歳と3歳の息子がいます。
2人の息子とお風呂に入る時、必ずクイズ大会をします。
初めの頃は、「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」のクイズをひたすらやっていました。
例えば、
「トトロが乗るバスは何バス?」
「キキと一緒にいる猫の名前は?」
などです。
そのうち、息子たちがクイズやなぞなぞを考えるようになり、今は雑学的なクイズを出し合っています。
「カタツムリは何を食べるか?」
①葉っぱ
②土
③コンクリート
正解は③コンクリート
などのクイズを出しています。
ここから算数の話をします。
今日は夕ご飯を食べた後、
「長男が算数の問題出して!」
と言ってきたので、
私は、「答えが13になる式は?」とききました。
視点①予想外の問題
息子は4歳から公文式をしています。
毎日10〜30分程度、計算問題を繰り返し行なっています。
今では3桁+3桁の筆算ができます。
しかし、息子はこれまでの算数の問題との違いに驚いている感じでした。
少し考えて、
「うーん、6+7?」と言いました。
私「正解!他には?」
息「えっ?」
私「他にもあるよ!」
息「えっと、13✖️1とか?」
私「いいねー、他にもっと簡単なのあるじゃん!」
息「10+3」
私「ナイス!」
息「割り算もあるのかな?」
私「13÷1」
息「もっとある?」
私「26÷2、39÷3」
今回のやり取りに息子もとても楽しんでいました。
このやり取りに視点②があります。
視点②考え方が無数にあることに気付かせる
小学校で算数を教える際に算数好きな子と嫌いな子の決定的な違いは、
問題を解き終えた後にあります。
好きな子は他の考え方がないか考え、
嫌いな子は解いて終わりです。
1つの問題に対して、複数の解き方を考えながら、
答えまでの最適解を考えることこそ算数の醍醐味だと思います。
算数は山登りに例えられます。
頂上のゴールは1つ。
登り方は無数にあります。
その中から、
・楽しい登り方
・早い登り方
・簡単な登り方
などを探すことが算数です。
「必ず答えを導かなければならない」と考えると、辛くなります。
山登りを楽しみながら、時には頂上に辿り着かない時もあります。
道中を楽しむ気持ちを育ててあげたいです。
その後、息子が「小数教えて!」と言ってきました。
いつの間にか紙を取り出して、鉛筆まで用意していました。
視点③先行学習をする
小数を1から教えるのは大変なので、大雑把な小数の計算を教えました。
私「2.3+3.5なんだけど、小数点がないと思って計算してみて!」
息「58!」
私「次に小数点を付けて」
息「5.8」
私「正解だよ」
息「小数、簡単じゃん!」
こんな感じで、息子は小数への意識が「簡単」となりました。
もちろん、これだと不十分なので、
私「2.3は0.1が23こなんだよ。3.5は35こ。
合わせると0.1が58こだから5.8になるよ」と言いました。
この時私は、
「たぶん分からないだろうな」と思いながら話しました。
しかし、息子は
「じゃあ、1.5は0.1が15こってことか!」
と返してきました。
だいたいのことは伝わったのかなと思います。
小学校では基礎から応用、発展へと学習がすすみます。
先行学習すると、基礎の時につまらないんじゃないか?
という問いが生まれますが、
それは子供によります。
私の家では、
「学校では、新しい先生が違うやり方を教えてくれるから楽しみだね」
と息子に話しています。
息子は「わからない子がいたら教えてあげる!」
と張り切っています。
子供が好きなことに親がブレーキをかけることは、子供の可能性を狭めることになると思います。
子供が何かに夢中で取り組んでいる時は、なるべく話しかけず、見守りましょう。
もちろん、時間や約束は守れるようにしたいです。
変化の大きい時代に生き残るのは、強い個性だと思います。
好きなことをのびのびさせ、自分にとっての強みをもたせてあげたいです。
スポーツだと分かりやすいです。
スイミングを習ってる子は、当然学校の水泳を楽しめます。
先にやって自信を付けることは素晴らしいことです。
漢字、英語、計算など、子供がら好きなことはとことんさせてほしいです!
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