小学校だと好きな授業ランキングで上位にあがることが多い体育ですが、
冬から春にかけて行う持久走を苦手意識がある子が多いです。
マラソンカードなどで意欲を高めていることが多いですが、
マンネリ化すると活気がなくなってきます。
そこで、今回は、私が実践している体育の「駅伝」を紹介します。
ルールはシンプルです。
いわゆるリレーの長距離バージョンです。
ただ、駅伝要素を組み込みます
駅伝要素①
タスキを使う
リレーではバトンを手渡ししますが、
駅伝では、タスキを肩から斜めがけして走ります。
タスキをかけて走るだけで、駅伝の選手になった気分になります。
理想は、タスキにメンバーの名前やチーム名を書かせたいです。
チームカラーを決めて、その色に合ったタスキを用意します。
高学年だと「○○大学」とチーム名にすることが多いです。
中学年だと、緑チームなら「クリームソーダズ」など、色に合わせて
チーム名を決めました。
タスキは受け取ってから走りながら肩にかけることや
受け渡す時に肩から外す動作が入る分、走りながらの動作が増えるので
タスキの受け渡しの練習が必要です。
駅伝要素②
学校の校庭いっぱいにコースを作る
トラックを使わずに校庭めいっぱいにコースを作ります。
コースは小さなコーンを並べるだけでOKです。
学校によっては小山があったり、大きな木があったりしますね。
校庭の特徴をうまく取り入れると変則的なコースになって面白いです。
遊具がある場所や怪我の恐れがある場所は避け、
実際のレースの前に試走をしてみましょう。
また、タイムを取るので距離も測っておくと
5年生の時速の学習などにもつながると思います。
駅伝要素③
エース区間や区間賞を作る
駅伝といえば、箱根駅伝の花の2区や区間賞が花形です!
・エース区間(2区)だけ2倍の距離を走る
・走るのが苦手な子用に少し短い区間(スピード区間)を作る
少しの工夫をするだけで、
ただ走るだけではなく、チームで作戦を立てる楽しさも感じることができます。
またチームで個人のタイムを記録し、
給食中などに集計した結果を区間賞として発表します。
区間賞になった子はチームが負けても嬉しそうです。
3学期はどこの小学校でも持久走をします。
「持久走するよ!」
と伝えて
「やったー!」
となるクラスを経験したことがありません。
長い距離を走るのは子供でも辛いのだと思います。
5分間走、10分間走など、ただの地獄に感じる子も多いと思います。
自分との戦いほど辛いものはありません。
見える敵がいるから発揮できる力があります。
・仲間から応援される
・競う相手がいる
この2つがあるだけで、楽しめる子は増えると思います。
ぜひ、体育で駅伝をしてみましょう。
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